③  プリミティブ

HIPHOPダンス本来の面白さや価値を求める場合、皆同じ服を着て同じダンスを踊る、”和”を尊ぶ日本古来のダンスとは(※それらを否定するものではありません)その視点、軸足が根本的に違うものだという事を先ずはご理解頂ければと思います。少々辛めの評価ですが、同じルーツを持つJAZZプレイヤーに即興演奏が出来ない者が居ない様に、少なくともビートの立った楽曲では何が来ても即興・フリースタイルで対応出来なければHIPHOPダンサーとは認知されません。
※どんなに優れたダンサーでも、直感で捻り出したムーブがハマるかどうかは半分博打の様なもので、結果的に恐ろしく格好悪いダンスを披露する羽目になる事も少なくないのですが、そうしたリスクを飲み込む勇気が進化の種だと思います。

極力シンプルに定義付けさせて頂くならばHIPHOPダンスとは、
1.形よりもビート(リズム)に特化したダンスであり
2.音楽に対する瞬発力(即興性)を備えているもの
という風に、既存のダンスよりも原始的なベクトルで形作られているので、ダンスに纏わりよく言われる感情表現や物語性などよりも、それ以前のより動物的な”触感”に近い感覚が最も大切だったりします。
前出と重複しますがこの点でも、大人<子供となる事がご推察頂けるのではと思います。

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