④  見えない違い

頭より抽象的な表現に終始していますので具体的な指導の土台部分を少しだけ。
極めてシンプルですが、普通の人は日常ほとんど意識していない背中・足首を積極的に使う様に促すと経験上
上達が早いと思います。

N.Y CITYのウォールアート
上記は見た目に現れ難いので、ネットの映像から拾ったりは出来ませんから誰かが教えてあげない限り気付かない筈ですし、同じ振付けを踊っているのに格好良く見える子は何かが違う筈なんだけど、それが判別出来ないというよくあるパターンでは、こうした身体の使い方(他にも深部の筋肉を使って踊る技術など)が要因になっている事が多く、例えばオールドスクールのPOPIN’などはその典型例です。
逆説的に→手振りなどは限られたレッスン時間を割いて教えなくても、見て分かる所ゆえ自然と身につきますし、最も個性の現れる部位の一つなので此方からは必要以上に触らない(例え客観的に格好悪く見えても本人が気付くまでガマンする)様にしています。
但しそれらを言葉で伝えるのではなく(そもそも複合的な動きを伝えるのに言葉ではやたらと長くややこしくなるだけで非効率です)、対子供のレッスン全般に言えることですが、そうせざるを得ないダンス的状況を創り出してあげるのがポイントです。

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